心臓手術と散歩ときどきシュナウザー

心臓弁膜症の手術を経て100キロウォーク完歩を目指すブログ

術後の症状 センキアンテン

心臓弁膜症の手術をする前にはまったく起こっていなかったのに、術後に起こるようになった症状に「閃輝暗点(せんきあんてん)」があります。

 

閃輝暗点とは、突然視界に円形のギザギザ・キラキラした光の模様が見える現象のことで、偏頭痛の前兆と言われます。

 

私の場合、頭痛は起きずキラキラのみ。

突然目の前にギザギザに光るものが表れたかと思うと、徐々に範囲が広がっていき、視界の半分が光で塞がれてスマホの画面がほとんど見えなくなるような状態になります。

 

太陽などの光を見たあとに残像のせいで物が見えにくくなる状態に少し似ているでしょうか。数分~10分ほど続いて、気が付くといつの間にか自然とおさまっています。

 

手術直後はかなり頻繁に起こっていて、一日に平均7~8回。多い日だと10回くらい起こっていました。

 

念のため担当の先生に伝えると、術後の疲れや睡眠不足、ストレスなどが影響している可能性が高く、退院すれば少しずつ治まってくるのではないか、とのことでした。

 

この記事を書いている時点で退院後2カ月経っているのですが、今も一日に2~3回ほど閃輝暗点が起こっています。

 

起こるタイミングもばらばらで、イスに座っているとき、ベッドで横になっているとき、外を歩いているとき、いつでも突然起こるので特定のタイミングがあるわけではなさそうです。

 

頭痛を伴なわない場合、稀に脳梗塞脳出血、脳腫瘍などのサインである場合もあるとのことで、ちょっと怖いです。

 

手術をする直前に受けたMRIでは脳に特に異常はなかったようですが、あまり長く続くようであれば、もう一度検査してもらってもいいのかもしれません。

 

ちなみに、閃輝暗点とは別に、視野の一部に一瞬ピカっと流れ星のように光が走る「光視症」の症状も、術後に起こるようになりました。

 

光視症は、閃輝暗点よりも頻繁に起こっていて、退院後2カ月経った今でも一日に10回近く見えています。

 

心臓手術と閃輝暗点や光視症との因果関係は不明とのこと。

 

とはいえ実際のところ、心臓手術をされた方で術後に閃輝暗点が起こっているという体験談をたくさん拝見しました。

 

きっと何か関係があるんだろうなぁと思いつつ、術後半年くらいは様子をみてみようと思います。

 

 

はじめての心臓弁膜症体験記 ー僧帽弁閉鎖不全症 発覚から退院までー